Horsegirl(ホースガール)/ Phonetics On And On

Horsegirl / Phonetics On And On

2月14日にリリースされた、Horsegirlの2枚目のアルバム “Phonetics On And On”、即タワレコで購入して以来、もうヘヴィ・ローテーションですよ。最高ですわ。

  1. Where’d You Go?
  2. Rock City
  3. In Twos
  4. 2468
  5. Well I Know You’re Shy
  6. Julie
  7. Switch Over
  8. Information Content
  9. Frontrunner
  10. Sport Meets Sound
  11. I Can’t Stand To See You
  12. Ramona Song (Bonus Track)

プロデューサーはこれまでにウィルコやディアハンター、デヴェンドラ・バンハート等を手掛けてきたケイト・ル・ボン。2024年にシカゴが最も寒かった時期に、ロフトでは音に影響がでてしまうということで、暖房を入れず、彼女たちはセーターを着こんでレコーディングを行ったとか。

そんなアルバムは1stとは明らかに異なるアプローチで作られている。ディストーションを廃し、これまでに使ったこととがないシンセサイザーやバイオリンも導入して音の幅を広げている。

アルバムを聴いて、最初の2曲の時点で俺はヴェルヴェット・アンダーグラウンドの “Loaded”が即座に思い浮かんだ。そしたらStereogumのインタビューに、マスタリングの指針として “Loaded”があったと言っているではないか。他にも、ファウストの “Faust IV”とか、ヤング・マーブル・ジャイアンツ(俺はかつて聴いた彼らのアルバムが苦手で、今回を機に再び聴いてみたが、やはり苦手だ。余談だけど。)、テレヴィジョン・パーソナリティーズなんかを挙げていて、そのどれもが「わかる」ってなるところが良い。影響を如何に作品に反映させているかってところだろうか。

Horsegirl On How The Velvet Underground, Children's Recitals, Leaving Home, And More Inspired Their New Album
Horsegirl have a sincere apology: They’re not going to read this article. It’s band code.

1日に3回とか4回聴いていて、間違いなく今年最も多く聴くアルバムになるし、ベストでもあるだろうな。

Phonetics On and On, by Horsegirl
11 track album