電気グルーヴの『J-POP』の中に「半分人間だもの」という曲がある。このタイトルを見た瞬間にあるアルバムを思い出した。
ドイツのアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンが1985年にリリースした”Halber Mensch” というアルバムの邦題が『半分人間』というのだ。
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その時はそれでスルーしていたのだが、後で「半分人間だもの」の歌詞をよく見たら、ノイバウテンのリーダー、ブリクサ・バーゲルドの名前が出ているではないか。「お久しブリクサ」だとか「贅肉バーゲルド」とか。
※何が「贅肉」なのかというと、90年代後半から急激に太ってしまったのですよ。
他にも「O.T.」という言葉も出てくる(ノイバウテンのアルバム『患者O.T.のスケッチ』)。因みに、ブリクサは2日前の記事に出てきた、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズに20年近く参加していたのです。
ノイバウテンはテクノではなく、鉄骨や廃材なども使った音を取り入れてた、それこそ初期は実験的なバンドだったから、テクノとはまるっきり逆。しかし石野卓球はまちがいなくこのバンドからも影響を受けているだろうね。
で、何で急にこんなこと思い出したかというと、ノイバウテンの初期のアルバムが再発されているのですよ。昔、人から借りた来日記念盤の3枚組しか聴いた事がないから、これを機にちゃんと聴きたいなとは思っているものの、まだそこまで追いつかない・・・。