Chicago Transit Authority / Chicago
先日ビートルズのCDを買いに渋谷のレコファンに行ったときのこと。新譜、再発盤が並んでいる棚で一部何も無いところがあったんだけど、1枚だけ残っていたCDから、どうやらシカゴの紙ジャケが並んでいたっぽいのさ。
レココレの記事を読む限りでは、この紙ジャケはかなり細部にまでこだわってあるようだね。オマケまで再現してあるとか。俺がシカゴに抱くイメージはやっぱり「素直になれなくて」とかの一連のバラードヒット曲ばかりで、デビュー時はブラスロックって言われてるけど、あまりピンとこなかったんだよね。ベスト盤を持っているから、「長い夜」とかの初期の曲をある程度は知っていたけど。だけど1stの『シカゴの軌跡』を聴いたときにはぶっ飛んでしまいました。
ブラスロックという感じよりも、今は亡きテリー・キャスのギターが鳴りまくりのギター・ロック・アルバムという印象が強い。特に”Free Form Guitar”という曲はノイジーなギター・インプロビゼーション。もう、サーストン・ムーアのノイズギターみたいじゃん。
ちなみに、この1stアルバムリリース時は、シカゴ・トランジット・オーソリティというグループ名だったんだよ。「シカゴ交通局」って名前。だけど交通局からクレームがついて「シカゴ」としたそうだ。
昔からのファンは紙ジャケを欲しいかもしれないが、とりあえず聴いてみようって人は輸入盤でいいと思う。だって、853円だよ!マイルス・デイヴィス同様、破格過ぎる。俺もこれを機にちゃんと聴いてみようかなって思った。