Chicago / IV Decades Live : This Is What We Do
シカゴのライヴ・ボックス・セットがリリースされた。タイトルを “IV Decades Live : This Is What We Do” といって、タイトル通り6つの年代(60年代、70年代、80年代、90年代、00年代、10年代)から選曲されたCD4枚とDVD1枚からなるセットだ。
ディスク1と2は1970年8月28日のワイト島フェスティバルでのライヴで、アルバムで言うとまだ2枚目の『シカゴと23の誓い』が出た頃なので、当然選曲も最初の2枚からがほとんど。若干ベースが目立たないのが残念だけど、内容としては文句ない。
Disc1
01. Introduction
02. South California Purples
03. Beginnings
04. In The Country
05. Does Anybody Really Know What Time It Is? (Free Form Intro)
06. Does Anybody Really Know What Time It Is?
07. Mother
Disc2
01. It Better End Soon
02. Ballet For A Girl In Buchannon
03. 25 or 6 to 4
04. I’m A Man
ディスク3と4はまさにこのボックス・セットのタイトルに相応しい、6つの年代から選ばれた曲が年代順に並んでいる。
Disc3
01. Poem For The People
02. 25 or 6 to 4
03. Liberation
04. Goodbye
05. Now That You’ve Gone
06. A Hit By Varese
07. If You Leave Me Now
08. Takin’ It On Uptown
Disc4
01. Hot Streets
02. Little One
03. Forever
04. Medley: In The Midnight Hour / Knock On Wood / I’m A Man / Get Away
05. You’re Not Alone
06. The Pull
07. In The Mood
08. Don’t Get Around Much Anymore
09. Look Away
10. America
さすがに6つの年代、50年ぐらいの活動歴から2枚のディスクにってのは無理があるよね。古くは1969年から、ラストは2014年だけど18曲しかないからねぇ、ディスク1と2のようにどこかの時期のライヴでまとめたほうが良かったような気もするんだけど、通して2枚を聴くと案外そうも思わなくなる。
しかし不満があるとしたらディスク3の “A Hit By Varese” 、なんでオーディエンス録音の海賊盤並みの音なんだか。そもそも何でそんな音質のものを入れたのか謎。他に同曲の音源なかったのかね。それとも何かとても重要なテイクだったりするのだろうか?
個人的に嬉しいのがディスク4の最初の2曲、1978年のライヴからなんだけど、特に “Hot Streets” は好きな曲なのでこうして公式にライヴ音源が出たことがとても嬉しい。どうせならこの時期のライヴ盤を出して欲しい。
そしてDVDは1977年のライヴ映像なんだけど、俺はまだ見ていない。映像はいつもかなり後回しになってしまうね、見るのがめんどくさくて。
因みに写真左がブックレットの裏表紙で、右はボックスの裏面。大きさはLPレコードよりは小さくて、10インチレコードぐらいの大きさの入れ物です。
こんな風にCD4枚とDVDが入っています。右がDVDですね。
シカゴはもう50年もバンドを続けていて、そのキャリアをCD4枚でまとめるのはちょっと厳しいと思う。だからまたこんな感じでライヴ・アーカイブを出してもらいたいものだ。