シカゴ / シカゴVII(市俄古への長い道)

Chicago VII
Chicago / Chicago VII

1か月近く間が空いてしまいました。

過去に書いたことがあるかどうか覚えていないけど、
俺がシカゴにハマったきっかけはライノ・レコードからリリースされた”Studio Albums 1969-78″という、最初の10枚が紙ジャケに入ったボックスを購入したことからだった。そして10枚のアルバムを聴いて最初に良いと思ったのがこの『シカゴVII』だった。アナログ時代では久々の2枚組アルバムで、前作と比べるとかなりの変化があり、当時のファンの人たちは驚いたのではないだろうか!?

Chicago / Chicago VII (1974)
01.Prelude to Aire
02.Aire
03.Devil’s Sweet
04.Italian From New York
05.Hanky Panky
06.Life Saver
07.Happy Man
08.(I’ve Been) Searchin’ So Long
09.Mongonucleosis
10.Song of the Evergreens
11.Byblos
12.Wishing You Were Here
13.Call on Me
14.Women Don’t Want to Love Me
15.Skinny Boy

アナログでは01から03がA面、04から07がB面、08から11がC面、そして12から15がD面となっていて、A面とB面の05まではすべてインストゥルメンタルというところがこのアルバムの特徴。どうやら前作あたりからのバラードがヒットすることに違和感を覚えたメンバーがこういう形にしようと言ったようで、それに対してピーター・セテラがポップ路線を推し進めるべきと言い始めたのがこの2枚組が生まれた背景でもあるようだ。

このアルバムを最初に気に入ったのはアナログで言うところのA面とB面だった。ラテン要素の入った01から03はフュージョンっぽくて、ホーンとリズムが絶妙に絡み合っているように思える。06になってやっとヴォーカルが出てくる。08はベスト盤に必ず入っているけど、終わりが瞬時にフェイドアウトするのは許せない、09と必ずセットで聴きたいよね。そして13、実は俺がいちばん好きなシカゴの曲はどうやらこれのようで、1日に1回は聴いているんじゃないかというぐらい。しかもこの曲はリー・ロックネンの曲で、初めてバンドに提供した曲だそうだ。

『シカゴVII』はオススメの1枚として挙げておきたい。