Black Flagのアルバムが国内盤で再発されているのは知っていたけど、
同時にこのようなDVDが出ているとは知らなかった。
1984年5月にイギリスで行われたライヴの映像で、輸入盤では以前から出回っていたけど、
なんとこのたび日本盤でリリースされたのですよ。
しかも、俺も購入を決心した理由なんだけど、全編字幕入り!!!
ヘンリー・ロリンズのMCはもちろん、全曲の訳詞まで字幕で。
何せ帯には「歌詞、MC、嗚咽、咆哮問わず、ロリンズの声のすべてを字幕化」と書いてあるww
そして実際に映像見るとほんとにすべてのロリンズの声に字幕がw
“Yeah”には「おりゃ」とか「おい」とか入ってるし、嗚咽にもちゃんと「おおっ」と。
ライヴ映像自体は素晴らしいもので、Black Flag のアルバムで言うと”My War”の時期の
パフォーマンスだけに凄まじいものを感じる。アメリカン・ハードコアが好きな奴だったら必見だろう。
唯一残念なのはロリンズの声が前に出すぎて、演奏がオフ気味というところか。
個人的にはベースがBlack Flag 史上唯一の女性メンバーであるキラがいるというのがツボ。
さすがにロリンズが人を殴ってたりとか、そういうのは無かった。
MCで興味深かったのはは「イギリスに来て3公演目で初めてコップを投げられたりしないで演奏できる」ってやつかな。
その前の2回はコップやら何やら飛び交ってたのか・・・・。
しかしアレだよね、ハードコア・パンクというと、イギリスみたく鋲打ち革ジャンや髪の毛おっ立てたような
スタイルを想像するけど、アメリカン・ハードコアってそうじゃないってのがこの映像を見ても分かるよね。
みんな普段着みたいな、アメリカってそういう感じが受け継がれているよな。
グランジやオルタナティヴ系のミュージシャンに。
これ見たら“American Hardcore”も見たくなったよ。