Black Country, New Road / Ants From Up There
ブラック・カントリー、ニュー・ロード(以下、BCNR)の2枚目となるアルバム “Ants From Up There”がリリースされた。デビュー・アルバムである”For The First Time”がとても良かったので、かなり期待して待っていた・・・、そう、期待していた。
入手して2週間近くが経つが、実を言うといまだこのアルバムを「掴み切れていない」というのが正直なところ。
- Intro
- Chaos Space Marine
- Concorde
- Bread Song
- Good Will Hunting
- Haldern
- Mark’s Theme
- The Place Where He Inserted The Blade
- Snow Globes
- Basketball Shoes
1stのような性急さやシリアスな雰囲気はかなり減り、リフよりもメロディ重視といった作りにシフトしているように思える。そしてどの曲も静かな入り方から徐々に盛り上がって行くようなタイプで、特に後半の長尺曲でこれをやられてしまっていて、曲の流れが入ってこないんだよね。それが掴み切れないと言ってる大きな理由。
だけど、1曲1曲をよく聞くと、とても良くて、それだから繰り返し聴いているんだけど、後半が(以下繰り返し)。
ただ、ひとつ言えるのは、悪いアルバムではないし、時間がかかるかもしれないが俺はそのうち「良い!」と言うであろうということだ。なぜなら、掴み切れないながらも何度もリピートしているし、聴きたくなるからなんだよね。
それにしても、”Snow Globes” とか “Basketball Shoes” ってタイトルがジワジワくるのは何でだろうか。
なお、俺はアルバムとライヴCDがついた、いわゆるデラックス盤を購入した。1stアルバム全曲(しかもアルバムと同じ順番)と、このアルバムの4, 7, 9曲目が収録されている。客の歓声が小さくてライヴの臨場感が足りないけど、これはこれで良いと思う。