アーロン・フレイザーのアルバムとドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズ

Introducing... Aaron Frazer

Introducing… Aaron Frazer

コロナ禍になってからはずっとテレワークで、仕事をしながら音楽を聴いている。週明けはSpotifyが俺向けにプレイリストを作ってくれるのでそれを聴くことが多いのだが、そんな中でこれまでに聴いたことがないミュージシャンを薦めてくれる。このアーロン・フレイザーもそのうちの1人だ。

一聴して女性ヴォーカル曲が流れているのかと思ったが、ジャケット写真の通りで、ファルセットで歌われている曲だった。

それで、この人のことが全く分からなかったので調べてみたら、ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズというバンドのドラマーで、上記の “Introducing…” は今年の1月にリリースされたソロ・アルバムってことになる。

そうなると今度はドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズが気になり、同じくSpotifyで7月にリリーされたばかりの”Private Space”というアルバムを聴いてみる。これがすごく良い。往年のフィラデルフィア・ソウルを彷彿とさせつつも、ディスコっぽい曲まで含んでいて、いまの俺の気分にピッタリのアルバムだ。

遡って他の2枚のアルバムも聴いたところですっかり気に入ってしまい、サブスクで聴くには物足りないと思い、アーロン・フレイザーのアルバムも含めてCD買おうとした。

しかしジ・インディケーションズの1stと2ndはAmazonやタワレコでも手に入るというのに、肝心の”Private Space”とアーロン・フレイザーの”Introducing…”がどこにもない!今年出たアルバムなのにどこも品薄とかどういうこと!と思ってしまった。

結局ジ・インディケーションズのアルバムはBandcampで購入、アーロン・フレイザーのアルバムはAmazonに1点だけ残っていたのでそれを購入(販売元がディスクユニオンだったので、ユニオンで購入したようなものか)した。

サブスクが主流となったいま、特に新しいバンドはCDを出してもあまり売れないのだろうか、だから日本に入ってくる数も少なくて大手CDショップでも品薄なのだろう。いままでもなんとなくそう感じていたけど、今回それを強く実感した。

 

話しは戻ってアーロン・フレイザー”Introducing…”だが、ブラック・キーズのダン・オーバックをプロデューサーに迎えて、ブルー・アイド・ソウル風だったり、レトロなソウルや結構濃いーのもあり。俺はそっち方面に疎いので雰囲気的なことしか言えないが、これまでに聴いたことがあるような音作りをしている。このジャケットも昔のレコード風だね。

ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズも含め、とても良いミュージシャンたちを知ることができて、Spotifyもなかなかやってくれるよなとほくそ笑んでいる。