My Way My Loveのカセット『It’s The Noise You Hate』

My Way My Love / It's The Noise You Hate
My Way My Love / It’s The Noise You Hate

My Way My Loveというバンドがいる。村田有希生氏を中心として2000年に結成されたバンドだが、2003年ぐらいに他のバンドを見に行った時の対バンで偶然見る機会があった。

その時の衝撃は目当てで見に行ったバンド(もう忘れているが)が霞むぐらいで、すげえ人たちがいると思ったものだった。俺が当時思ってた「すげえ」は初期のソニック・ユースを彷彿とさせる混沌とした感じやノイズ、そして粗さを兼ね備えていたことだ。そして曲の構成も一聴しただけではわからない展開も良かった。

そう「混沌としている」というのがその時の俺には大事な要素だった。

その後、またライヴを見る機会があって、その時の物販で入手したのが写真のカセットテープである “It’s The Noise You Hate” だったのだが、このカセットがまた内容が最高なんですよ。

シカゴとニューヨークでのライヴ録音のようでわずか5曲18分弱の収録。そしてA面とB面は同じものが入っている。このテープの音質や内容がまさに俺が上で表現したようなものなんだよね。YouTubeにもこのテープの音源は上がってないからお聴かせできないのが残念だ。ほんとソニック・ユースにしか例えられないぐらい俺の趣味が狭いんだけど、”Live In Holland” とか “Sonic Death” みたいな雰囲気なんだよね。

しばらく紛失していたんだけど、引っ越しのどさくさで出てきたから久々に聴いてみた。やっぱり良い!素晴らしい。

俺はたまに Bandcamp なんかでインディーズバンドの音源を聴いたりするんだけど、俺にとっては良し悪しの基準がこのカセットなんだよね。ライヴ音源で粗くてゴチャゴチャしているような感じのを聴きたいんだけど、そういうのを見つけたことはないんだよね・・・。もっと欲を言うとカセットで欲しい。

それはそうと、My Way My Loveは今も活動していて、アルバムも出しているので是非とも聴いてみて欲しい。でもこのカセットテープとは雰囲気は違うので。

どっちかというと、このアルバムの方が近い。何せカセットと同じ時期のリリースなので。

オフィシャルサイトが5月ぐらいからずっとメンテナンス中ってなっていて繋がらないんだよね。

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