iPod に躊躇している(特に)年配の方へ

Media Sabor(メディア・サボール)の記事より
音楽雑誌編集者(アナログ派)がiPod音質向上に初挑戦 – http://mediasabor.jp/2008/01/ipod.html

レコード・コレクターズ編集長の寺田正典さんが、ポータブルCDプレイヤーからiPod に乗り換えた際の、様々な不安や使用感が書かれている。それにしても、文中にいきなりデジタル・オーディオ・プレーヤーに関して言われていた「『狂気』問題」とか書かれていたのが可笑しかった。

俺もiPod 以前は携帯電話のプレーヤーを使用していて、その時にピンク・フロイドの『狂気』を入れたのはいいけど、曲と曲が繋がっているにも関わらず、曲間に空白が入ってしまい、せっかくのアルバムの作りが台無しだったという経験がある。他にもライヴ・アルバムなんかは歓声で同じように空白ができてしまって、デジタル・プレーヤーは何気に不便だなと思っていた。これを『狂気』問題っていうとは、

こんなところでもピンク・フロイドの『狂気』は存在感のあるアルバムなんだね。まあそれはさておき、長年アナログ機器にて音楽を聴いてきた人、音にこだわりのある年配の方だとやはり気になるのが音質だろう。この点において、寺田さんは圧縮方式とヘッドフォンに拘ることによって、できるだけ今まで聴いてきた音質に近いものを実現しようとしている。俺は面倒なので、単純に192kbps前後でMP3に圧縮したものを入れて聴いている。しかし、昨年に買い手が値段をつけられるという異例の新譜をリリースしたレディオヘッドの “IN RAINBOWS” も192kbpsだったのだが、このアルバムを入れたiPod をオーディオにつないで再生したら音がしょぼくて、MP3 の音に慣れてしまうのもどうかなと考えた。

件のページには iPod の音質を向上させるテクニックなどへのリンクもあって、普段良いオーディオでアナログレコードやCDを再生させている年配の方にも、iPod を持つ良い機会となる記事だと思った。続編にも期待しちゃうね。

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