デヴィッド・ボウイ死去・・・Blackstar

David Bowie / ★
David Bowie / ★

デヴィッド・ボウイ、69歳の誕生日となる1月8日にアルバム”Blackstar”をリリースした。俺は前情報でジャズ・ミュージシャンを使っているとかそんな感じの記事を見たものの、それほど食いつくことがなく、そして事前にPVまで公開されたタイトル曲も特に試聴することなくAmazonからCDが届くまではまったくどんな音になるのかも気にしていなかった。一聴してこれはいい!と思い、2度目にはこれは70年代の”Low”とか”Station To Station”に匹敵する傑作じゃんと思った。70歳目前にしてまだこんな凄いアルバムを作っちゃうなんてさすがボウイと手のひらを反すように絶賛しまってくている。クオリティは水準以上だろうとは思っていたけど、まさかこれほどとはというのが正直なところ。そして、まだまだボウイの音楽を聴く楽しみがあるんだなと思っていたのに・・・・。

David Bowie is dead

今日になってFacebook、Twitter、Instagramと彼の公式アカウントから上記のようなメッセージが。ウソだろと最初は信じなかった。いや、信じたくなかった。誰かがアカウントを乗っ取ったんじゃないか、そうであってほしいと。しかし、ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズが「残念だけど本当のこと」とTwitterで表明し、デヴィッド・ボウイが本日1月10日に亡くなったというのは現実となった、69歳。今からでもいいから嘘だと言ってほしいぐらいだ。

18ヶ月もの間、癌の治療を受けていたそうだが、もしこういう情報が事前に流れてくれば俺たちもいくぶん受け入れる準備はできていたかもしれないが、2013年の10年ぶりのアルバム”The Next Day”の時と同様、情報は完全に伏せてあったのだろう。それだけに衝撃が大きい。だけどそういうどこかミステリアスな部分を持っているからこそのデヴィッド・ボウイでもあったよね。”Blackstar”なんて傑作を残して逝っちゃうなんて、最後までカッコ良すぎるんだよ・・・。

当初俺は「ボウイの今後もまだまだ期待できる」と書こうと思っていたんだから、もし”Blackstar”が死後に出ていたらそういう風に思うことはなかっただろうから、それだけが救いだ。だけど、今後ボウイの新しい曲が聴けないのかと思うととても悲しい。

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