宇宙人(Cosmos People)ライヴ at O-Crest 2015/03/07

宇宙人(Cosmos People)チケット

以前、台湾の「宇宙人」というバンドのことを紹介したが、今回その彼らが来日したのでライヴを観に行ってきた。簡単にプロフィールを書くと、彼らは2009年にデビューしたバンドで、ヴォーカルとキーボードの小玉(シャオユー)、ギターの阿奎(アークェ)、そしてベースの方Q(ファンキュー)による3ピースバンド。さらにドラムを加えてのバンド編成。台湾ではこれまでにアルバム2枚とミニアルバム1枚をリリースしている。それらのアルバムからの編集盤『コスモロジー』で日本デビューを果たしたということだ。ちなみにライヴは昨年のサマーソニックに出演しているというので、今回は2度目の来日と思われる。

会場の渋谷O-Crestはキャパ250人ぐらいのハコだが、チケットは前売りですでにソールドアウト、会場内はギュウギュウだった。年齢層は幅広く、男女比は3:7ぐらいという印象。日本に住んでいる台湾の人であろう姿もちらほら。『コスモロジー』には入っていない曲から始まったけど間髪入れずに次の曲に行く展開は、すでにその時点で「おおっ!すげえ良い!」と思った。日本語と中国語と英語を交えたMCで、中国語になると途端に分からなくなるw

『コスモロジー』には日本デビューに際して新たに録音した大瀧詠一の「幸せな結末」を中国語で歌ったカバーが収録されているが、今回のライヴでも披露してくれた。そして終わりの方を日本語の歌詞で歌った時は大歓声があがった。そりゃそうだ、やっぱりそういうのは嬉しいね。後半は「宇宙人ダンスショー」と称してファンキーな曲が続いた。ラップみたいなフレーズのあとに各メンバーのソロを披露する場面があったが、そのラップをゆっくり教えてもらったものの、根本的に言葉が分からなくてまったくついていけなかったのが悔しい。中国語を勉強しなくてはと思ったね、マジで。

アンコールも含めて2時間弱、2時間があっという間に感じたのは久々だった。ここんとこよく見ているOLやKRNJとかはもはや「こなれた感」があるけど、彼らはまだ若い分そういうのがなく突っ走ってったのがそう思った要因だろう。久しぶりに「バンド」のライヴを観たというのがいちばんの感想だ。

今年はニュー・アルバムを出すと何度かMCで言っていたが、台北ナビに載ったインタビューによると4月か5月には出そうな感じがする。今度はそのまま、編集盤にしないで日本でもリリースされることを願いたい。というか、台湾で出ているアルバムも欲しいんだよなぁ。このバンドは日本人ウケも十分すると思うし、もっと幅広く聴かれてもらいたいものだ。

また日本にやってきてほしいし、台湾でも観てみたい。

コメント

  1. MJ より:


    はじめまして!!
    前の紹介記事もツイッタとfbでお知らせさせていただきました、勝手に申し訳ありません。
    東京公演、私も札幌から参戦しました。
    昨年のサマソニは時間がなくて見ることができなかったので、本当に楽しみにしていましたが、予想以上に上手くて驚き・・・。
    最初に日本盤を購入したのですが、すぐに全曲聴きたくなり台湾から購入、ほかにも素敵な曲がいっぱいありました。
    ライブは本当に楽しかったです、彼らの音は台湾より日本の方が受け入れられやすいと思うんですが、どうなんでしょう?
    長く聴いて、見続けたいバンドです。

  2. hiroumi より:


    MJさん、こんにちは。
    実はTwitterで「宇宙人 ライヴ」で検索かけたら、
    この記事を紹介していただいているのを朝から知っていました。
    どうもありがとうございます(前回の記事も!)。
    彼らのことは今年になってから知ったのですが、コスモロジーを聴いて
    いっぱつで良いと思いました。

    おっしゃる通り、僕も彼らの音楽は日本の方が受け入れられやすいと思います。
    言葉(中国語)で戸惑っちゃうかもしれないけど、もっと皆さんに聴いてほしいですねぇ。
    札幌からライヴを観に来られたのですか、それは彼らも喜んでくれるでしょうね。
    今後も応援していきましょう~!

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