CLASH SPECIAL – Ken Ishii 20th Anniversary

Clash Special

昨夜、新木場にあるageha(昼間はCoastとして有名)にて、CLASH SPECIAL – Ken Ishii 20th Anniversary というイベントに行ってきました。日本のテクノシーンにおいていち早く海外で評価されたパイオニア的存在である、ケン・イシイのデビュー20周年を記念したイベントです。他にもジェフ・ミルズやアゴリアといった有名なDJも出演して楽しかったです。特にいま名前を挙げた3名が深夜2:00から朝6:00まで続けてメインフロアでのプレイだったので、俺もそこまで体力温存をしておいて、ほぼぶっ通しで踊りつづけました。まあ踊ると言ってもステップ踏むぐらいですがw

ケン・イシイというとやはり真っ先に思い浮かぶのが『ジェリー・トーンズ』。1995年にリリースされたアルバムなんだけど、実は俺は当時はあまりピンとこなかったんだよね。このアルバムというよりも、テクノという音楽自体に。YMOで止まっているような人間だったんでw

でも今年9月に行ったWIRE13における彼のプレイで流れたあのアルバムの1曲目”Extra”を聴いて、それまでのミニマルな感じの曲とは明らかに曲の持つオーラ的なものが違うと感じ、久々に聴いてみたんだけど良いアルバムだなと思ったわけです。

昨夜(と言っても今日の早朝なんだけど)も1曲目に”Extra”を持ってくるあたり、やはり彼にとってもブレイクのきっかけとなったアルバムだし、思い入れはあるのだろうなと思いますね。ごめんなさい、他の曲は正直いうと分からないです。他にもアルバムが2,3枚あるのだけど、やはり『ジェリー・トーンズ』を多く聴いてしまうのです。

ところで、実はWIRE13の時も思っていたし、昨夜も感じたのですが、イベントに来ているお客さんたち。agehaが普段どういうクラブイベントを開催しているのか知りませんが、どうもそこに集う人を見ていると「やれオールのイベントがあるからちょっと行こうぜ」的なノリというのでしょうか、恐らくケン・イシイやジェフ・ミルズといった人たちが何者かをしらないで、単なるクラブイベント的な感覚で来ているんだろうなと思ったのです。

なぜそう思うかと言うと、ケン・イシイの20周年記念パーティーだというのに、御大のプレイ時のフロアのガラガラ具合はなんなんだって思ったのです。ここいちばん人が集まって盛り上がるところだろうと思っていただけにね。

Clash Special
隙間だらけのフロアで、俺なんか後ろの方にいたのに一番前へ行けちゃいましたと。まあ、彼らお客としてくる人たちが、どういう形にしろあの場を楽しめばいいんだろうけど、なんかちょっとそこが腑に落ちないというかね、ツッコミ入れたくなるというかw

それはともかくとして、ケン・イシイさん、20周年おめでとうございます。最後、出演者とフロアにいた客が集まって写真を撮ったあと、みんなと握手していたけど、最後に手の届かない位置にいた俺に手を挙げてくれてどうもです!

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