愛情が無ければ書けないレビューだよね

Lou Reed / Metal Machine Music
Lou Reed / Metal Machine Music (DVD Audio) (Blu-Ray)
※写真は上が25周年記念盤のCDと下がDVDオーディオです。

今月号のレコード・コレクターズ(フィル・スペクター特集)を買ったんですよ。
その中でディスク・レビュー(正確には「リイシュー・アルバム・ガイド)をパラパラと見ていたら、
ルー・リードの「メタル・マシン・ミュージック」のレビューがあったのです。
お、なんだ、、、と思って見たら、DVDオーディオ盤とブルーレイ盤がそれぞれ単体で出るそうだ。
以前、これらがルーのオフィシャル・サイトで販売されているって書いたことがあるんだけど、
それらがついに日本発売とか、いったいどれだけ需要があるんだろうな。

16分ずつあるノイズが4曲収録されているだけで、メロディ皆無、リズム皆無、
もうこれだけで嫌悪を示す人が圧倒的に多いと思うけど、
俺はものすごく好きなアルバムで、一種のアンビエント・ミュージックと思えるほど心地よい。
年に数回は通勤の電車の中でアルバム通して聴いているぐらいだからね。
電車内の人の声とか雑音に比べたら遥かに良いですよ。

それはともかくとして、レココレの「メタル・マシン・ミュージック」のレビューがとても良かったのです。
日ごろからこのアルバムを聴いている、このレビューのために聴きましたって雰囲気ではない、
とても愛情あふれるものだなって、短い文章からは感じ取れたんだよね。
そう思ったのはブルーレイ盤の

フィードバック・サウンドのスケールが二回りほど大きくなり、歪の中に穏やかで優しい側面まで見え隠れしてくる。
(レコード・コレクターズ2012年2月号より抜粋)

ってところ。こんなこと、このアルバムをLPの時代から、
もしくはCDでもある程度聴いたことが無かったら書けないと思うんだよね。

ノイズ・ミュージックってのもいろいろあって、ひたすら暴力的なノイズもあれば、
ノイズの中にも柔らかさや穏やかな要素を含んだものもあると思っていて、
俺もこのアルバムからは「穏やかさ」みたなものを感じている。
だから「アンビエント」だって言ってるわけなんだけど。

と、言ってみてもノイズには変わりないので、無理って人の方が多いのはしょうがないけどねw

で、俺はDVDオーディオはすでに持っているから、ブルーレイも欲しいけど、
そのまえにAmazonを見たらアナログが安かったから早速注文しちゃったよw

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