先日、渋谷のタワーレコードでFAR FRANCEというバンドのCD-Rが無料配布されていた。そこに入っていたフライヤーによると、来年2月に1stミニアルバムをリリースするらしい。しかもスタジオ録音ではなく、あえてライヴ・アルバムにすると。
「バンド最大の魅力であるハイテンションな音楽を100%凝縮するために」だそうだ。CD-Rに入っていた1曲ではそこまでは判断できなかったのだが、彼らはライヴが売りのバンドなのだろう。
だから最初のアルバムをライヴ盤にする。正しい選択だと思う。よく、自らを「ライヴバンド」と称するバンドがいるが、そういうバンドの音源はたいがいは期待を裏切られることが多い。
スタジオ録音の質がよくないのだ。予算が無いとか、バンドの都合もあるだろうけど、ただそれを「ライヴバンド」だからというのは言い訳にしか聞こえない。だったらCDなんか作らないで、ひたすらライヴをやればいい。
ライヴを録音してそれをアルバムにするなんて、サウンドプロデュース的に難しいような気もするが、それを最初にやってしまうFAR FRANCEの姿勢は評価したいね。