2024年のまとめです。今年はいままでとちょっと趣が変わりました。いつもは新旧問わず・・・というよりは、むしろ「旧」ばかりだったのが、今年は「新」ばかりです。なんのこっちゃという感じかもしれませんので早速進めましょう。いつものように、Last.fmでの集計です。
2024年最も多く聴いたミュージシャン
- Claude Fontaine
- Clairo
- Thee Marloes
- Dana And Alden
- Sonic Youth
2024年に新譜を出した人たちばかりが揃いました。クロード・フォンテーヌは以前ここで紹介したように、ウイスパーボイスで歌われるラヴァーズ・ロックとボサノヴァに心を鷲掴みにされた気分で、2019年にリリースされた1stアルバム、そして2枚目の”La Mer”というアルバムをやたらとヘヴィ・ローテーションしました。
2番目のクレイロについては、ここで初めて書きますが、クロード・フォンテーヌとほぼ同時期に聴き始めて、特にここ2か月ぐらいはこれまでにないぐらいのヘヴィロテとなっているぐらい気に入っています。
ジ・マーローズはインドネシアのバンドで、ソウルやAORにも通じるポップ・ミュージックはもっと聴かれてもいいはずなんだけど、俺の知る限りではだれも聴いていないんだよね、不思議。
デーナ・アンド・オールデンも良かった。基本はジャジーなインストゥルメンタルなんだろうけど、ヴォーカル曲もあって多彩な楽曲を聴かせてくれる。
ソニック・ユースだけは「旧」の部類に入るけど、今年はあの伝説的なブートレグ”Walls Have Ears”が約40年経ってやっとオフィシャル・リリースされたこともあってよく聴きました。
2024年最も多く聴いたアルバム
- Clairo / Charm
- Claude Fontaine / La Mer
- Thee Marloes / Perak
- Dana and Alden / Coyote, You’re My Star
- YONLAPA / Lingering Gloaming
アルバムになると、クレイロの”Charm”を最も多く聴きました。とても気に入ってます。クレイロはYouTubeに投稿した楽曲が注目を浴び、2018年に最初のEP、2019年に1stアルバムをリリースして、”Charm”は3枚目のアルバム。
70年代にリリースされたアルバムと言われてもおかしくない音作りだけど、密室的な感覚があるのはどことなくベックを連想させるし、抑揚の少ないクレイロのヴォーカルも魅力的。何度でも聴いてしまうし、なんならライヴ観たい。
クロード・フォンテーヌの”La Mer”もかなりの数聴いていて、実は”Charm”もこのアルバムも、最初に聴いたのが9月だったんですが、そこからわずか3か月ちょっとでどちらも延べ1000曲ずつ聴いているというかなりの入れ込みようです。アルバムを100回前後聴いている計算。
ジ・マーローズ、デーナ・アンド・オールデンと続いて5番目のヨンラパはタイのバンドで、アルバム自体は2023年のリリース。ドリーム・ポップって感じでしょうか。
ちなみに、アルバムは続けて以下
- Claude Fontaine / 1st
- Cindy Lee / Diamond Jubilee
- John Roseboro / Fools
- The Cottons / Harapan
- Sonic Youth / Walls Have Ears
もう見事に今年リリースされたアルバムばかりで占められていますね。俺にしてはとても珍しい出来事です。
このような状況なので、普段はそれほど気にしない他の人たちが選ぶベスト・アルバムみたいな記事をnoteやTwitterで見つけては読んでみたのですが、皆さん「ベスト50」とかいって50枚とか30枚とか選んでいたのですが、1枚のアルバムにつき何回ぐらい聴いて「これがベストだ」と判断するのかが気になりましたね。
もし俺が50枚も選ぶなら、下位の方なんて1回か2回で判断しないと無理ですわ。クレイロ100回も聴いているんだし。なので、やはり俺の判断基準はどれだけ多く聴いたかってところに落ち着きますね。
そういうことで、2024年は新しい音楽を堪能してきたので、このスタンスを2025年にもつなげていきたいと思っています。
それでは今年もありがとうございました。