早いもので2022年もあと1週間足らずになりました。もはややる意味あるのかという感じではありますが、個人的なまとめです。
「やる意味あるのか」と書いたのは、この後を見てもらえればわかると思いますが、もはや2022年じゃないだろうというような結果なんですよね。とはいえ、ことは何を聴いていたのかってのを可視化しておくのもいいかなと思って、惰性で続けていきます。
2022年最も多く聴いたミュージシャン
なんと今年はフランク・ザッパを最も多く聴いていたようです。8枚組ボックス”The Mothers 1971″ をひたすら聴いていたのと、それに併せて他のアルバムも聴いていた結果だと思いますが、1500曲近く聴いていたとは我ながら驚きです。
そして去年に続いてステレオラブ。夏前後ややたらと聴いていましたね。今年も”PULSE OF THE EARLY BRAIN [SWITCHED ON VOLUME 5]”というのがリリースされたで、その影響もあります。特に初期のアルバムを聴くことが多かったかな。
ビートルズは相変わらず多いですね。『リボルバー』のデラックス・エディションのリリースもありますが、ちょいちょい聴くことがありました。それはスティーリー・ダンにも言えることで、この2組は自分にとってはルーティーンみたいなもので、聴きたいときに聴いているという感じです。
そして5位のブロンディは、久々にすべてのアルバムをまんべんなく聴いていましたし、そのきっかけとなった”Against The Odds 1974-1982″というのもリリースされましたからね。
2022年最も多く聴いたアルバム
アルバム単体で言うとちょっと趣が変わります。最も聴いたのがジャック・ホワイトの”Fear Of The Dawn”でした。終始狂ったようなテンションで構成されていて、聴いていて気持ちが良いアルバムでした。秋に出た”Entering Heaven Alive”はアコースティック要素を押し出したアルバムで、あまり聴いていません。
続いてティアーズ・フォー・フィアーズ18年ぶりのアルバム。当初それほど期待はしていなかったのですが、一聴してその素晴らしさに何度も繰り返し聴く結果となりました。
そして間宮貴子。去年も3番目に多く聴いたアルバムとして入ってました。どんだけ好きなん俺。今年になっても何度目かのアナログプレスだったり、カセットテープでリリースされたりと人気のアルバムですね。
KIRINJIのアルバムはちょうど1年ぐらい前に出たので、今年の前半で何度も何度も聴いていたものと記憶しています。コロナ禍のいまを反映した素晴らしいアルバムですね。
ローリング・ストーンズは待望のエル・モカンボがまるごと収録された2枚組、”Love You Live”を聴いてきた者にとっては「やっと」という感じでした。ただ、最近改めて聴いてみるとミックスのせいなのか、300人程度収容のクラブでのライヴって雰囲気が希薄ですね。でも良いです。
なお、今年リリースされたアルバムには、ブラック・ミディやブラック・カントリー・ニュー・ロードもありましたが、前者は24位、後者は18位で延べ100曲も聴いていませんでした。
今年のベスト・アルバム
今年のベスト・アルバムというのはここ何年も選出したことがありません。なぜならそれは大抵古いアルバムの再発盤だったりで、「いまの」ものではないものばかりだったので、上のような形になりました。
しかし、今年は年末になってすべてを凌駕するものを聴いてしまったので、あえて今年のベストと宣言したいと思っています。
前回記事を公開したばかりですが、SAWARI ONの”Unreliable Narrator”です。このアルバムにすべてを持っていかれました。
不安定な音の揺らぎ、すべて処理されているヴォーカル、CANとかヴェルヴェット・アンダーグラウンドみたいなアバンギャルドさ、アンビエントなテクノ、本当に好きこういうの。
本来ならもっとみなさんに聴いて欲しいのですよ、だけどレーベルに所属していない完全な「自主制作」なのでいまは販売ルートも限られていて(ディスクユニオンでの販売のみ)、前は「配信される前にCD買え」と書いたものの、配信でもいいから聴いてみてくれと思う次第です。
そんなわけで、2022年の締めとなります。よいお年を。