ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアセテートのこと

VU acetate
去年か一昨年にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの
“UNRIPENED” というバナナが緑色になっているジャケットの
CDが売っていたのを覚えているだろうか?
今じゃそれを手に入れることができなくて、
当時買っていなかった俺はかなり後悔していた。
Velvet Underground / UNRIPENED
この”Unripened” というCDに入っていたのはかの名盤
“Velvet Underground & Nico” のテスト段階の音源。
ブート並みの音だというので当時はあまり気にしていなかったのだが、
今となっては手に入れておけばよかったと思っている。
この音源は、世界に2枚しかないというアセテート盤に入っていたもので、
これが2006年にオークションで25000ドルで落札されたというのだが、
出品した人はさらに遡って2002年にニューヨークのフリーマーケットで、
なんと75セントで入手したものだとか。
100円もしなかったレコードが1800万円とかになったというのだから・・・。


先日やっとこの音源を入手しまして(CDじゃないよ)、
さっそく聴いてみたわけです。
本家バナナは11曲入りだったけど、この音源は9曲。
1 European Son
2 The Black Angel’s Death Song
3 All Tomorrow’s Parties
4 I’ll Be Your Mirror
5 Heroin
6 Femme Fatale
7 Venus In Furs
8 I’m Waiting For The Man
9 Run Run Run
全体的に曲のミックスが違うのと、”Heroin”, “Venus In Furs”,
そして “I’m Waiting For The Man”は明らかに別バージョン。
しかも”European Son” で始まるなんてとんでもないな。
この曲順でリリースしようとしたのかね?
だとしたらバナナのイメージもかなり違ってくるよね。
もう1枚のアセテート盤はどこにあるんだろうね。
こういうのが流れに流れて日本のその辺のリサイクルショップとか
古物を扱っている店に転がっていたら面白いのに。

コメント

  1. LA MOSCA より:

    コレ、俺も未入手です・・・。
    思い出して、そして記事読んで後悔してます!

  2. hiroumi より:

    LA MOSCAさん
    やっぱり見たときに買わないと悔やむことが多いですね。