本気で「泣く」目的で聴く奴なんているの?

「泣ける曲」「泣ける映画」「泣ける本」「泣けるなんとか・・」
こういうのって不意に訪れるものだと思っている。
自分ではその展開を予想もしていなかったのに、
歌詞やフレーズ、場面などが自分の想像以上のものだった時とか。
「あなたのために泣ける作品を用意しましたよ」なんて差し出されて、
作為的に泣かされてしまうなんてのは感動とはいわない。
「ずっとR&Bで泣きたかった――。感涙必至のR&Bコンピが話題席巻中!!」
このコピーに驚いた。なんですかこれ?

レコード会社も手を変え品を変え次々としょうもないコンピを作るよなぁと思っていたら、

ユーザー・アンケート調査の結果、「泣ける」編だけのCDが欲しいというリクエストが殺到。

というから二重の驚き!
みんなこういうのを求めちゃうんだ?
泣ける曲って、通常のアルバムの中に突如現れるから泣けるんだと思うんだけど。
そんなタイプの曲ばかり並べて終始しみったれた気持ちで聴きたいわけだ。
うーん、よくわからんわ。
いや、そのコンセプトよりも、
前々から思っていたが、こうやってレコード会社がお膳立てして、
曲も選んで1枚のCDにまとめてくれたもので満足できるというのが不思議なわけです。
はるか昔、俺が中学生高校生、いや、90年代前半のインターネットが普及する前と比べたら、
いくらでも情報を得ることができて、いくらでも自分で探せるはずなのに、
こういうコンピが発売されたり売れたりするってことは、
最初から「探す」という行為をしないんだろうね。
何か欲しかったら教えてgooとかYahoo知恵袋
泣ける洋楽を探してます」とか質問すれば、
みんな親切に(点数欲しいから)教えてくれるだろうし。
便利な世の中だこと!

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