日本マドンナ「月経前症候群~PMS~」 レコハツ記念ライブ!!!

2011/2/13 Red Cloth
あのね、十代の女の子バンドにこんなにも心が動かされるとは思わなかったよ。
キレイ事一切無し、感情のおもむくままにストレートなライヴ。
セットリストは順番は覚えていないけど、
ラップで始まり、『卒業制作』からは
・幸せカップルファッキンシット
・クツガエス
・村上春樹つまらない
・田舎に暮らしたい
『月経前症候群~PMS~』からは
・徴兵制度
・アンチ大人
・生理
・アンチポリス
・汚したい
そしてCDには収録されていない曲も3曲ぐらいだったかな。

1曲目はラップで始まったのだけど、
そこでヴォーカルのあんなが言ってたのは
「世間じゃ音楽は『娯楽』と言われているけど、
あたしにとって音楽は『爆弾』だ」と。
その宣言どおり、最初にも書いたけど一切のキレイ事はなく、
ひたすら感情を吐き出すかのように叫ぶ叫ぶ。
特に印象的だったのは「アンチ大人」など、いくつかの曲での
歌い終わった後の清々しい顔。
言いたいこと言ってスッキリという感じが良かったな。

ライヴ序盤で、俺は周りを観察したんだけど、
最前列以外はわりと大人しく、恐らく日本マドンナを初めて見るという
人が多かったのかなという印象だった。若干戸惑い気味?
(俺も初めてだけどね)
でもだんだん盛り上がってた。
なんとなく俺も、最初は無愛想にMCとかほとんどなくて淡々とやるのかなって
想像をしていたんだけど、曲についての紹介とかもしていたから、
それでペースが掴めてきたって思った。客のほうね。
最後に「田舎に暮らしたい」をやって終わり、
当然、彼女たちのレコ発ライヴだし、もっと聴きたいから
手拍子がとまらず(要はアンコール)、再び登場。
「はずかしい」と照れていたのがなんとも可愛かったなw
最後にやった「あるがままに」って曲(だったっけ?)は、
レット・イット・ビーまんまの曲に歌詞を乗っけているんだけど、
日本マドンナの根底を成す曲だとか。曲が曲だからきっとCD化は無理かな。
すごく良かったんだが。
他にも「お前を墓にぶち込みたい」というようなタイトルの
ブルースっぽい曲は、ぜひ音源化してほしいね、最高だった。
俺もかつて、20歳ぐらいまで思っていたような怒りとかやり場のなさを、
20年以上経って彼女たちが代弁してくれているような感覚だった。
本当に心動かされたよ。
大人であることを申し訳なく思いたくなる、まじで。

でも、ひとつ言わせてもらえば「爆弾」はさらに強力にできるんじゃないだろうか?
きっと今後ライヴを重ねていくことで大きくなっていくと思う。
願わくは、もっと若い、彼女たちと同年代の人たちに聴いて欲しいバンドだね。
でも俺もまだまだ聴かせてもらうよ。
ライヴもまた見たいと思う。
あと、対バンは The 抱きしめるズ というバンドだけ見たんだけど、
彼らもすげえ良かったな。
速い曲をたたみかけてきて、演奏も最高だった。
ヴォーカル氏のパフォーマンスも個性的。
このバンドもまた見てみたいと思えたよ。

コメント

  1. LA MOSCA より:


    おお〜!遂に観たんですね?
    いいな〜。
    臨場感溢れるレポありがとうございます。
    「あるがままに」是非聴いてみたいです!

  2. げり より:


    このブログは好きですが、似非パンクバンド?のひとが音楽は『爆弾』だっていうのはむかつく

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