エイジアン・ダブ・ファウンデーションの新譜 『A History of Now』

Asian Dub Foundation / A History of Now
Asian Dub Foundation / A History of Now
エイジアン・ダブ・ファウンデーション(以下ADF)の新譜 “A History of Now”を買った。
98年のフジロック(映像で)での映像を見て以来、彼らのとりこになっている。
アルバムが出るたびにちゃんと来日してくれるし、フジロックにも何度も出ているようだね。
今回の新譜もバングラビートは健在で、独特のグルーヴを醸し出している。
でもどことなく生演奏ちっくな印象もあって、ライナーを読むとなるほど
プログラムによるビートは抑え、生ドラムによるリズムが多いとのこと。
ADFは以前からメンバーチェンジが激しくて、多少のサウンドの変化があっても
軸はぶれていないからどれを聴いてもすんなり入ってくるんだよね。


01. A New LondonEye
02. Urgency Frequency
03. London to Tokyo
04. A History of Now
05. Where’s All The Money Gone
06. Spirit in the Machine
07. In Another Life
08. Power of 10
09. Future Proof
10. This Land Is Not For Sale
11. Temple Siren
12. Lights Out [Bonus Track for Japan]
今回のアルバムも非常にクオリティが高い。
だけど1回聴いた時は若干印象が薄かった。
それはなぜかというと、かつての”Fortless Europe”とか”Flyover”のような、
1度聴いて耳に残るようなフレーズの曲が無かったからだと思う。
しかし何度か聴いたらアルバムの全体像がちゃんと見えてきたよ。
メッセージ的にはITのクラウドサービスやツイッター、
スマートフォンなんかがリリックに登場してきて、
昨日のことはすでに「歴史」となってしまうぐらいの情報のスピードについてが
テーマで、これらに振り回されるなってことを言っているのかな。
毎回明確なメッセージを掲げてくるよね、ADFは。
さて、新譜が出たってことは当然、ライヴもあるんですよ。
3月に来日が決定していて、俺は3/4の渋谷O-East へ行くよ!
もういまから楽しみだよ。

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