Neil Young / Le Noise

Neil Young / Le Noise
Neil Young / Le Noise

ニール・ヤングの新しいアルバム。タイトルがもうカッコイイね『ル・ノイズ』ときた。もうノイズって言葉だけで激しく反応しちゃう俺はタイトルだけで楽しみだった。今回のアルバムはエレクトリック・ギターだけで作り上げた世界。アコギ1本のアルバムってのは今までに何枚かあるけど、こういう形は初めてなんじゃないだろうか?聴く前には誰かがツイッターで「ニール・ヤングがシューゲイザー」とか言ってたもんだから、なんかすごいものができたんじゃないかとも思った。


で、実際に聴いてみて。最初に感じたのはかつてパール・ジャムをバックに従えた “Mirrorball”というアルバムの雰囲気が近いなと。ひとりミラーボールを再現しているかのような。また、90年代最初に出したライヴ・アルバム”Weld”の空気もある。尖がったニールが久々にいるという感じがする。

シューゲイザーというのも分かるし、エレクトリックなフォーク(なんのこっちゃ)とも受け取れるし、何よりロックだね。久々にカッコイイアルバムだよ。だけどつまるところ、ニール・ヤングはアコギだろうが、エレキだろうが、1人でやろうが、バンドとやろうが、誰とやろうが、絶対的にニール・ヤングの音であるということ。やっている音楽がそのときどきでバラバラなのに、まったくブレがない!だから毎回アルバムは楽しみなんだよね。

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