「リタがダンスを踊るとき」=「夜とアドリブ」

Clementine / En Prive
クレモンティーヌ / アン・プリヴェ~東京の休暇
先日テレビで、クレモンティーヌの新しいアルバム
アニメンティーヌ – Bossa Du Anime』というのを紹介していた。このアルバムは日本のアニメソングをボッサ調にして歌ったもので、どの曲もすごく緩かったりする。秀逸なのは「バカボン・メドレー」で、ご存知「天才バカボン」の歌を歌っているのだが「バ~カ、ボン、ボン」ってところが笑ってしまうぐらい良い。そんなCDの紹介をテレビで見た記憶も鮮明に残っていた翌日に、『アン・プリヴェ~東京の休暇』というアルバムだが、手にとって裏を見て驚いた。作曲者の名前に高浪敬太郎や田島貴男、そして小沢健二と書かれているじゃないか。

Amazonの解説によるとこういうコンセプトらしい。

フランス人の彼女が、ある夏の日に過ごした東京でのバカンスをイメージして作ったエキゾチックあふれるサウンドを、小沢健司、田島貴男(オリジナルラブ)、ゴンチチら個性豊かな日本人アーティストが作・編曲した作品集。

ジャケットはなんとなく見てきたけど、まさか田島が参加しているとは思わなかった。でも4曲目の「ねえ、ラモン」という曲は、オリジナル・ラヴの”Desire”の頃のライヴビデオでインストバージョンを演奏していたっけ。でまあこのCDを買って帰ってきて聴いたのです。クレモンティーヌだからフレンチポップだというのは分かっていて、高浪さんの曲はピチカート・ファイヴっぽい雰囲気があって良かったし、そしてオリジナル・ラヴ・ファン必聴の1曲が「リタがダンスを踊るとき」。もちろん、田島貴男作曲だが、この曲はその後のオリジナル・ラヴの「夜とアドリブ」(『東京 飛行』収録)と同じメロディではないか。というか、まんまだね。原曲があったとは驚いたんだけど、これってオリジナル・ラヴ・ファンなら常識なのかな?俺は今回初めて知ったのですよ、17年も聴いているのに・・・。今さら何を言ってるんだろうって感じだよね。

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