シルバニアスリープ・ワンマンライヴ at GARAGE 2008/2/3

12月に2ndアルバム『語られることの無い、僕のストーリー』をリリースしたシルバニアスリープが、
年明けから行ってきたツアーのファイナルとしてのライヴを下北沢GARAGEで行った。
オープニングアクトとしてResponse(レスポンス)というバンドも出演していたが、
この日は事実上ワンマンという体裁を取っていた。
この日までに関西地方を中心にライヴを行ってきただけに、
どれだけその成果がこの日に出されるのかが非常に楽しみだった。
そしてそんな俺の勝手な期待以上に、彼らは見事に応えてくれた。
間髪いれずに次々と繰り出される曲。
それらを聴いて気がついたが、彼らの曲はどれも起承転結がはっきりしている。
特に評価したいのがイントロの短さ!
それゆえに1曲1曲も短く、次から次へと違った表情を見せてくれる。
これは本当に個人的な好みになるのだが、
ライヴハウスに行っていろいろなバンドを見るときにいつも思うこと。
「1曲が長い」のが苦痛でしょうがない。
何でこんなご丁寧にAメロBメロサビを繰り返すんだろうと考えてしまう。
しかも必要性を感じないソロとか、無駄にサビを繰り返したりとか。
キミ達に曲を作る才能があるのは分かったから、
もっと簡潔にしてくれと、いつも思っている。
『語られることの無い、僕のストーリー』を聴いたときに、
シルバニアスリープの楽曲はどれも短くて簡潔だと感じていたが、
その簡潔さはライヴにおいてさらにはっきりしていた。
そうそう、こういうバンドをもっと観たいんだよね。
それとライヴを観るまでは、フロントマンである
フルカワタクマ君の世界観を中心に動いているバンドかと思っていたが、
楽曲の要としてはむしろ大橋はるみさんのギターによるところが大きいと感じた。
涼しい顔してリードを弾く姿がなかなかカッコイイじゃないか。
初のワンマンでひとつの区切りともなるだろうけど、
願わくは「区切り」はつけて欲しくない。
インディーズやアマチュアのバンドにとって「区切り」とは
マイナス要素の前触れであることが多いのを何度も見てきたから。
これほど完成されているバンドなんだから、
シルバニアスリープにはさらに突っ走って欲しいものだ。

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