映画のエンドロールで「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」を思ふ

The Beatles / Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

The Beatles / Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Box)

ある映画を観に行ったんですよ。本編が終わると出演者やスタッフの名前が流れるエンドロールがあるじゃないですか。その途中に席を立って退出する人たちがいるけど、その是非は置いといて、何となく思ったのが “Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band(以下『サージェント・ペパーズ』)” をタイトル曲のリプリーズまで聴いておきながら “A Day In The Life” を聴かないみたいなものだなと。両者の因果関係は何もないですよ。ただ何となくそう思っただけ。

『サージェント・ペパーズ』は、そのタイトル曲で始まるんだけど、架空のバンドによるショウというコンセプトなんだよね。世間一般的には「世界初のコンセプトアルバム」と言われているけど、そこは諸説あり。で、タイトル曲のリプリーズで終わって”A Day In The Life” はアンコールみたいな位置づけにあるんだけど。ラストでオーケストラの不協和音が徐々に盛り上がってきた後にピアノで「ジャーン」とその反響が終わるまでが入っているから、アンコールって位置づけにしてアルバムのコンセプトから外しているような作りは素晴らしいなと思う。

映画のエンドロールも、多くの作品は本編の最後にお約束で入れているじゃないですか。だから本編とは異なるものだと俺は思っていて、それが『サージェント・ペパーズ』とダブったんだよね。そう、俺がただそう思っただけのことを書いたまでです。

で、『サージェント・ペパーズ』50周年盤が出ますね。2枚組のディスク2にはアウトテイク、そして4枚組CD+BD+DVDなんてブツも出ますよ。やはりビートルズは外せないので俺は後者を手に入れる予定なんだけど、アウトテイクの類は『アンソロジー』以来じゃないですかね。来年になったら『ホワイト・アルバム』の50周年盤もだしてもらいたいものだ。そして最終的にはゲット・バック・セッションまでよろしくって感じですね。

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