チョコクロワッサン日記4

ニール・ヤングついでにちょっと昔のことを書こうかな。

まだ20代後半だったころ、音楽の話ができる人が周りにいなくてつまらねえなと思っていたんだけど、あれは確か雑誌の類だと思うけど「ニール・ヤング好きな人集まろう」みたいな、そんな投稿があった。うん、まだそのころ家にパソコンは無かったから雑誌だったと思う。それを見た俺はその投稿主に手紙を書いたんだと思う。電話番号も明記して。

後日、その男から電話が来た。彼は俺よりも年上の人で、ニール・ヤングのその時点でのアルバムは全部揃えているような人だった。電話でそれなりに会話が盛り上がり、今度他にも連絡を取れた人たちと飲むから来ないかと誘われた。俺もニール・ヤングの話ができるなんて思いもしなかったから行くと答えた。

その当日、新宿で集まって俺を含んで4人ぐらいで酒を飲みながらニール・ヤングとか他にもいろいろ話をして盛り上がったと思う。その帰りがけに、主催の彼からテープを2本ぐらい受け取った。電話の時に俺がまだ聴いたことがないと話したのを覚えていたのだろう。ニール・ヤングのアルバム2枚、”Re-ac-tor” と “Hawks & Doves”だった。

こうして書いてみると、かなりいい感じだったと思うかもしれないが、俺は実は酒の途中ですでに醒めてしまっていた。なぜだったのか今では覚えていないが、なんとなく自分が無理して彼らに合わせているような気がしたからだった。はっきり言うと付いていけなかった。もっと言ってしまうと、俺も含めてどいつもこいつもパッとしないのが4人も揃いやがってと、結構酷いことも思っていたかもしれない。だから俺はこれっきりにしようと決めていた。

数週間後に主催の彼から電話が留守電に入っていた。その後も2回か3回ぐらい入っていたけど、俺はかけなおすことはせず、それっきり音信不通になった。もらったテープも聴いた記憶がない。

そのことを時々思い出すわけだが、他の2人はどうでもいいが主催の彼には悪いことをしたなと思っている。俺の勝手な都合というか気分で連絡を無視してしまったことを。とても気を遣ってくれたのに、もう少しちゃんと交流しておけばと良かったと、今はそんな風に思っている。俺は時々人づきあいがめんどくさいと思ってしまい、いい加減になってしまう悪いところがある。彼が俺の事なんてすっかり覚えていないことを願っているよ。

結局今も”Re-ac-tor” と “Hawks & Doves”の2枚はちゃんと聴いた記憶がない。CD化もされたことがあるはずなんだけどね。