ザ・フー『ライヴ・アット・リーズ』

The Who / Live at Leeds

The Who / Live at Leeds

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そんなわけで(どんなわけだ、恐らく前回の続き)、ザ・フーの”Live at Leeds(ライヴ・アット・リーズ)”を久々に聴いたわけだ。このアルバム、もともとは6曲入りだったのだが、1995年に出た「25周年エディション」では8曲が追加されて14曲入りとなった。俺が聴いているのはこの25周年エディションで、これが初めて聴くアルバム単位でのザ・フーだった。

それまでに雑誌などでよく見かけたのはザ・フーがライヴ・パフォーマンスにおいては最高のバンドだったといったような文言で、それを証明するのが6曲入りのこのアルバムだけでは物足りない、というようなことも目にしたことがある。その手の言いぐさはザ・フーに限らず何度か見てきたので、俺はそういうのを信用していなかった。

ところが”Live at Leeds”の25周年エディションの1曲目”Heaven and Hell”でいきなり度肝を抜かれた。それまで何度も目にしてきたザ・フーが史上最高のライヴバンドという言葉がその通りだと思ったのだ。なにこの迫力。続く”I Can’t Explain”はそれまで聴いていたスタジオ録音のものよりも良いし、この2曲でたちまちこのアルバムが好きになり、最後まで聴いたときには「とんでもないライヴ盤を聴いちまった」と思ったものだった。27歳の頃だった。

今ではこのアルバムも2001年に「デラックス・エディション」として”Tommy(「トミー」4作目のアルバム)”のパートが20曲ほど追加されて2枚組となっているが、「25周年エディション」では”Amazing Journey – Sparks”が唯一収録されていたけど全部収録してくれないかなと思っていたくせに、2017年の今も「デラックス・エディション」は聴いていない。すでに「トミー」のパートが全部存在しているという前提で「25周年エディション」を聴くと若干の物足りなさがある。これはデラックス・エディションも近いうちに聴いておかないとだな。