ローリング・ストーンズの新譜 “Blue & Lonesome”

The Rolling Stones / Blue & Lonesome
The Rolling Stones / Blue & Lonesome

以前書いたローリング・ストーンズの”Blue & Lonesome”を入手した。同時に届いたスティングのアルバムを先に聴きまくってしまったので、ようやく何回か繰り返して聴いてみたんだけど、いいですねこれ。セッションで録音したものをそのままって感じで生の迫力がある。そしてブルースのカバーってことでいろいろとストーンズの過去のアルバムを思い出させてくれましたよ。

何がいちばん印象に残ったかって、それはミックのブルース・ハープ。ほとんどの曲で使われていて、聴いているとなぜか『メイン・ストリートのならず者』を思い出してしまうのです。特にD面あたりの曲を。やっぱりストーンズって一貫しているよなと思った次第で、だけどホーンは入っていないので、ギター・バンド然としたところなんかは80年代の『ダーティ・ワーク』が思い浮かぶ。アルバム・タイトル曲なんてイントロ聴くと「ハーレム・シャッフル」みたいだし。久々に繰り返し聴くストーンズのアルバムだなって気がする。

最初にこのアルバムをiTunesへインポートして再生していた時に、掃除などをしながら聴いていたいので、「おお、ミックのヴォーカルも若々しいなあ、さすが原点回帰」なんて思ったら、とっくにアルバムは終わっていて流れていたのは60年代の曲だったなんてことがあったんだけど、50年経っても変わっていないってことだよね。それにしても、2016年にローリング・ストーンズの新譜が出るなんて、90年代や00年代に想像したか?そもそも自分自身が2016年なんて西暦を想像してなかったけどね。

ところで、12月の下旬に出る「ブルース&ソウル・レコーズ 2017年2月号」の付録には、このアルバムのオリジナルのブルースを、同じ曲順で収録したCDが付くそうだ。オリジナルを聴いてみたいと思ったので早速予約しちゃったよ。

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