第2期ディープ・パープルでは”Fireball”がかなり好き

Deep Purple / Fireball (Anniversary Edition)
Deep Purple / Fireball (Anniversary Edition)

ここ数日、ディープ・パープルを聴いている。俺は第1期と第2期をメインに聴いていて、第3期以降はあまりチェックしていない。やはり最盛期は第2期なんじゃないかと思っているので、なかなか以降へ進まないというのもある。そんなわけで、良く聴くのは”Live In Japan”だったりするのだが、スタジオ・アルバムでは”Fireball”を聴くことが多い。

Deep Purple / Fireball
01. Fireball
02. No No No
03. Demon’s Eye
04. Anyone’s Daughter
05. The Mule
06. Fools
07. No One Came
(以降は”25th Anniversary Edition”のボーナス・トラック)
08. Strange Kind of Woman (a-side remix ’96)
09. I’m Alone (single b-side)
10. Freedom (album out-take)
11. Slow Train (album out-take)
12. Demon’s Eye (remix ’96)
13. The Noise Abatement Society Tapes
14. Fireball (Instrumental)
15. Backwards Piano
16. No One Came (remix ’96)

このアルバムは1971年にリリースされたハード・ロック路線第2弾にあたるんだけど、前作の”Deep Purple In Rock”が好評だったのでそのためのツアーを行っている合間に録音されたので、十分な時間がかけられなかったらしい。そのためかリッチー・ブラックモアやロジャー・グローヴァーなどはこのアルバムについて良い印象がないようだけど、イアン・ギランは気にいっているらしい。ヴォーカルのスタイルが金切り声シャウトだけじゃないからだろうか?実は俺はそこなんだよね。

“Deep Purple In Rock”も”Machine Head”も、そして”Live In Japan”でも、イアン・ギランはハード・ロック/へヴィ・メタルの元祖ともいえるシャウトで、それはそれで凄いんだけど、この”Fireball”に収録されているカントリー風な4曲目なんかは違った一面を聴かせてくれる。この人のディープ・パープル以外での活動についてはよく知らないんだけど、もうちょっと評価されてもいいんじゃないかと思うんだよね。味わいのあるヴォーカルからシャウト系なものまで、とても幅広いと思っている。もしかしたら俺の知らないところでは絶大な評価を受けているのかもしれないけど、あまりイアン・ギランについては話を聞かないので。

このアルバムに入っている曲では”The Mule”と”Strange Kind Of Woman”ぐらいしかライヴでやってなさそうだけど、タイトル曲のスピード感とか、粘っこいギランのヴォーカルの”No No No”とか、テープの逆回転とか使っちゃってる”No One Came”とか、良い曲が揃っていると思う。”The Mule”は”Live In Japan”のライヴ・テイクよりもこっちのほうが好きだね。リッチー・ブラックモアのギターは他のアルバムと比べると目立ってないような気がする。

第2期メンバーによる最後のアルバム”Who Do We Think We Are(邦題『紫の肖像』)”は未だに聴いたことがないので聴いてみたいとは思っているが、なかなか手が出ないってのが正直なところですね。先に”Burn”とか聴いちゃってるし。

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