何も聴きたくないときのBGM 『Music for Airports』

Eno / Music For Airports
Brian Eno / Ambient 1: Music for Airports
もし今あなたが何も聴きたくない、だけど無音は嫌だという
そんな心境であるなら、このアルバムを流しておけばいいと思う。
「環境に溶け込む音楽」としてイーノが提唱した「アンビエント・ミュージック」。
その最初期の作品がこれで、実際にニューヨークの空港ではこれを流していたという。
耳障りな流行モノの曲をジャカジャカ流す邪魔なBGMとは違い、
聴き流すことを前提としたような静かな流れはまさに環境音楽。
CDを買ってきても「よし!聴くぞ!」というノリで聴くような作品ではない。
“Music For Airports” は聴くこともできるし無視することもできる素晴らしい作品だ。
今まで環境音楽って何ぞやって思っていたが、
この “Music For Airports”を聴いてそれが何だか分かった。

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