ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンが逝去。享年90歳 – NME Japan
ジョージ・マーティンが亡くなった、言わずと知れたビートルズのプロデューサーである。ビートルズ以前からアビー・ロード・スタジオでプロデューサーとして働き、1950年代はコメディのレコードなどを手掛けていた。ビートルズが解散したあともポール・マッカートニーやリンゴ・スターのアルバム、ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』、他にもチープ・トリックやアメリカ、近年ではセリーヌ・ディオンなんかをプロデュースしてきた。
とはいえ、やはり彼の最も偉大な功績はビートルズを世に出したことだろう。俺はビートルズが歴史に名を残したのはジョージ・マーティンによるところがとても大きいと思っている。ポールやジョン・レノンは放っておいてもいずれは世に出てきただろうけど、ビートルズの楽曲の多くはジョージ無しには生れなかったであろう。中でも「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」の録音は後のレコーディング技術の飛躍にも繋がっていたんじゃないかと思う。何せテンポの遅いバージョンと速いバージョンをガッチャンコするのに、テープを再生する機器への電流を減らしてテンポを合せたというのだから、発想がとんでもない。今みたいにクリックひとつでできるような時代じゃなかったんだからね。
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もう高齢だったから、いつかはこの日が来てしまうと思っていたけど、実際に訃報を聞くとやはり悲しいですね。音楽史上で最も偉大なプロデューサーであることは間違いない。今後はあの世で、ジョンやジョージのプロデュースをしてほしいものだ、ビートルズ解散後には関わってなかったからね。ご冥福をお祈りいたします。
