ジョージ・ハリスン初のオールタイムベスト

ジョージ・ハリスン
CDジャーナルの記事
“ジョージ・ハリスン、初のオールタイム・ベスト日本盤が発売決定”
もうこれは素直に喜ばしい。
ジョージ・ハリスンのソロになってからのキャリアを総括したベスト盤だって。
ようやく・・・って感じだよ。

どういうことかというと、
ジョージのベスト盤はEMI時代に”The Best of George Harrison”というのがあって、
自身のレーベル、ダーク・ホース時代の “The Best of Dark Horse (1976-1989)”の2枚があった。
俺は後者がリリースされた頃(1989年)に、ロッキング・オンの松村雄策氏の
レビューを読んで知ったのだけど、EMI時代のベスト盤はジョージが選曲を
したのにも関わらず、レコード会社のお偉いさんにダメ出しをされたそうだ。
そして「ビートルズ時代の曲とソロの曲半々にしろ」と言われたとか。
ジョンもポールも、そしてリンゴだってソロ・キャリアだけのベスト盤を
出すことができたのにジョージだけその扱い・・・。
ビートルズ解散後にソロ・キャリアで真っ先に成功をしたのは
ジョージだったというのにだ。

当時ロッキング・オンでこの記事を読んで俺はEMIに対して
かなりの怒りを覚えた。たぶんここからだったと思う、俺のEMI嫌いは。
今でこそダーク・ホース時代のジョージを語る人も多いけど、
20年前は『クラウド・ナイン』がヒットして第一線に返り咲くまでの
ジョージというのは地味な存在だったもんね。
松村氏がそんな記事を書いたもんだから、
俺はそれ以来ずっとジョージの全ソロ・キャリアをまとめたベスト盤が
出ることを願っていた。それがようやく実現したようだ。
本当に「ようやく」だよ。

George Harrison / Let It Roll
George Harrison / Let It Roll
01. Got My Mind Set On You
02. Give Me Love (Give Me Peace On Earth)
03. The Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
04. My Sweet Lord
05. While My Guitar Gently Weeps [Live]
06. All Things Must Pass
07. Any Road
08. This Is Love
09. All Those Years Ago
10. Marwa Blues
11. What Is Life
12. Rising Sun
13. When We Was Fab
14. Something [Live]
15. Blow Away
16. Cheer Down
17. Here Comes The Sun [Live]
18. I Don’t Want To Do It
19. Isn’t It A Pity

いい選曲だ。
でもビートルズ時代の曲をここにも持ってくるか(5, 14, 17)。
まあでもオリビアさん(ジョージの奥さん)の選曲だというなら良いか。

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