初めて聴いた Prefuse 73 のアルバムを気に入ってしまった

Prefuse 73 / Everything She Touched Turned Ampexia
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先週ぐらいからいろいろなCD屋で見かけたから何気に聴いてみた。
Prefuse 73 の “Everything She Touched Turned Ampexia”。
これが一度聴いてもうすっかり病みつき。

01. Periodic Measurements of Infrequent Smiles
02. Hairy Faces (stress)
03. Parachute Panador
04. NoNo
05. Punish
06. Half up Front
07. Sexual Fantasy Scale
08. DEC. Machine Funk all ERA’s
09. Get em High
10. Ampexian Tribe of a Lesser Time
11. When is a good time?
12. Fountains of Spring
13. Whipcream Eyepatch
14. Regalo
15. Rubber Stems
16. Oh is it
17. Four Reels Collide
18. Fringertip Trajectories
19. Violent Bathroom Exchange
20. Natures Uplifting Revenge
21. Yuletide
22. Simple Loop Choir
23. No Lights Still Rock – Feat. Dimlite
24. Gaslamp Killer Feedback Text
25. Digan Lo
26. Preperation’s Kids Choir
27. Pitch Pipe
28. Periodic Measurements of Infrequent Frowns
29. Formal Dedications

29曲も入っているが、ほとんどの曲は1分前後の短い曲ばかり。
サイケやヒップホップやいろいろなタイプの楽曲が
入れ替わり立ち代りという感じでめまぐるしく展開していく。
だけどアルバム全体で1曲なんじゃないかってぐらいの
トータル性を感じるし、そういえば最初にジャケットを見たときは
いにしえのプログレの裏名盤でも再発されたのかと思ったぐらい。
この短い曲の展開が最高に気に入ってしまった。

俺にとっては全く初めて聞く名前だったのでいろいろと調べてみると、
Prefuse 73 というのはギレルモ・スコット・ヘレンによるプロジェクトで、
他にもSAVATH & SAVALAS というプロジェクトや他にもいろいろとやっているらしい。
そのスコット・ヘレンについて、他のいくつかのブログやサイトでは「エディットの魔術師」なんて言われている。
なるほど、アルバムを聴いてみて確かに言えてると思った。
エレクトロニカでヒップホップ的なアプローチをし、ラップをサンプリングして
さらにズタズタにして再構築という「ボーカル・チョップ」という技法を生みだした人でもあるそうだけど、
じゃあこのアルバムで「ボーカル・チョップ」がどんなものなのかを体感しようと思ったものの、
今ひとつ掴めずにいる。

notrax というブラック・ミュージックやヒップホップの情報サイトでのレビューではこんなことが書いてあった

本作では、当初のようなブツ切りなエディットから流れるようなエディットに進化を遂げ、幻想的なグルーヴ感を増したサウンドへと磨きをかけている。

なるほど、もしかしたら過去のアルバムを聴けばボーカル・チョップがもっと明確になるかもしれない。
だけどこの “Everything She Touched Turned Ampexia”ってアルバムが
良すぎるから、まずはもっと聴きこむことにするよ。

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