レッド・ツェッペリンの2014リマスターが出た!

Led Zeppelin [DELUXE EDITION 2CD]
Led Zeppelin [DELUXE EDITION 2CD]

シカゴのアルバムをちょっと中断して、やっぱりこれのことを書かなくては。
レッド・ツェッペリンの2014年リマスターがついにリリースされました。通常の1枚ものとデラックス・エディションの2枚組、そしてボックスセットであるスーパー・デラックス・エディションの3種類があるけど、2枚組のデラックス・エディションを購入。金に余裕があればボックス買うんだけどさー、無理無理、アルバム全部でそれをされたら20万円もかかってしまうだろうし。そんんなわけで2枚組について言及しますよ。

Disk 1:Original Album
01. Good Times Bad Times
02. Babe I’m Gonna Leave You
03. You Shook Me
04. Dazed And Confused
05. Your Time Is Gonna Come
06. Black Mountain Side
07. Communication Breakdown
08. I Can’t Quit You Baby
09. How Many More Times

実を言うとレッド・ツェッペリンのスタジオ録音のアルバムをCDで持つのはこれが初めてなのです。今までに何度かリマスターされてはボックスで出たり紙ジャケで出たりと、買おうかと思ったことはあったもののタイミングを逃してここまで来てしまいました。「心の名盤」にこの1stアルバムを挙げているにも関わらずですよ、はい。だから過去のリマスター盤との聴き比べとかができませんが、アナログレコードから起こしたテープで聴いていたという自分には、やはりリマスターの音がとてもきれいに聴こえます。ええ、最高ですよ本当に。

で、ジェフ・ゴールドスミスさんから聞いて知ったのですが、曲によっては音の定位が変わっているものがありますね。極端に分かるのが2曲目”Babe, I’m Gonna Leave You”で、イントロのアコギが右のスピーカーから鳴っている!これはイヤホンで聴いたら違和感があった。あまり他の曲については聴き比べていないけど、もしかしたら他の曲も変わっていたりするのだろうか?この定位が変わっているというのは、1990年に出た最初のボックス・セットがそれだったようで、後のリマスターでもとに戻り、そして今回またという、一体どっちが正しいのかよく分からない状態となっていますね。また数年後にリマスターされた時には戻ったりしていそうな気がするのは俺だけではないと思いますね。

さて、もう1枚のボーナスディスクとなるCDは、1969年10月10日にパリで行われたライヴを収録していて、ブートではわりと有名な音源なのではと思っています。

Disk 2: Live At The Olympia Paris, France October 10, 1969
01. Good Times Bad Times / Communication Breakdown
02. I Can’t Quit You Baby
03. Heartbreaker
04. Dazed And Confused
05. White Summer / Black Mountain Side
06. You Shook Me
07. Moby Dick
08. How Many More Times

この音源は俺も持っていて、今回CD化されたものと聴き比べているところですが、もとの音源がFMなどで放送されたものなのか、音質の差と言うのはそれほどありません。”I Can’t Quit You Baby”では途中でラジオのDJの声が入っていたのがカットされているとのと、曲の終わりのロバート・プラントのMCが大幅カットされています。”Heartbreaker”も途中のジミー・ペイジのギターソロが一部カット。”White Summer / Black Mountain Side”も曲が終わったあとのMCカット、そして”How Many More Times”は大幅に編集していると思われます。元の音源では20分以上にわたって繰り広げられていて、冒頭にメンバー紹介などがあったり、途中でアルバート・キングの”The Hunter”やらジョン・リー・フッカーの”Boogie Chillen”なんかが含まれていて、それがカットされているからでしょうね。他の曲については違いは特にないかと思われます。そして元の音源には”Moby Dick”が入ってません。そんなわけで、ブート音源もまだ手放せないって感じでしょうか。

それにしても、久々に何度もこの1stアルバムを聴いていますが、ツェッペリンの最高傑作はこのアルバムだなという認識を再確認しています。そして、ジミー・ペイジの最大の功績はロバート・プラントとジョン・ボーナムというアマチュア・ミュージシャンを見出したことであることも。他のヴォーカリスト、ドラマーでこのアルバムを作っても、ここまで歴史に残るものにはならなかっただろうなと、本当にそう思うのです。じきに届く2枚目と3枚目のアルバムも楽しみですね。

コメント

  1. GAOHEWGII より:


    hiroumi様 こんばんは

    スタジオ盤cd未入手でブートは既に持っていたりするところが色々凄いですね。
    アナログのロマンにはかないませんが、綺麗なリマスターだったと思います。
    ただ90年代らしいレンジが高い「やんちゃ」リマスターも
    野蛮さを際立たさせるためには一役買っていたなぁと、
    旧リマスターも再評価した次第です。

    ボックスで揃えたら20万かかるんですねー。
    やっぱ無理だ。

  2. hiroumi より:


    GAOHEWGIIさん

    スタジオ盤はその昔アナログから録音したテープを愛用していました。
    と、いいつつも、最初の4枚は人から頂いてましたが、
    実はそんなに聴いていなかったので、久々に聴きまくっているところです。

    聞くところによると、以前出たベスト「マザーシップ」というのが、
    結構今風なリマスターになっているとかで、じゃあその時期のリマスターも
    チェックしておかないとだめかなと思ったりしています。

    ボックスはキツいです、宝くじでも当てない限りw

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