シカゴ / シカゴⅡ(シカゴと23の誓い)

Chicago
Chicago

グループ名をシカゴと改めて発表したアルバムで、
シカゴ・トランジット・オーソリティから数えて2枚目のアルバムとなる。
原題はシンプルに”Chicago”なんだけど、一般的には”Chicago II”で知れ渡っている。

Chicago (1970)
01. Movin’ In
02. The Road
03. Poem For The People
04. In The Country
05. Wake Up Sunshine
06. Ballet For A Girl In Buchannon
06-01. Make Me Smile
06-02. So Much To Say, So Much To Give
06-03. Anxiety’s Moment
06-04. West Virginia Fantasies
06-05. Colour My World
06-06. To Be Free
06-07. Now more Than Ever
07. Fancy Colours
08. 25 or 6 to 4
09. Memories Of Love
09-01. Prelude
09-02. A.M. Mourning
09-03. P.M. Mourning
09-04. Memories Of Love
10. It Better End Soon
10-01. 1st Movement
10-02. 2nd Movement
10-03. 3rd Movement
10-04. 4th Movement
11. Where Do We Go From Here

LPではこれも2枚組で、当時は04までがA面、05と06がB面、07から09までがC面、10と11がD面として振り分けられていた。

実を言うと俺は最初、このアルバムはとっつきにくかった。CDだと23トラックという曲数でいまひとつ把握しにくかったのがその理由だけど、組曲である06、09、そして10の流れを掴むことができてからは、傑作だと思えるようになった。特に現在もライヴで披露されるという06はジェイムス・パンコウによる曲で、レコード会社に勝手にシングルを切られた06-01から始まり、目まぐるしく展開が変わっていくのが良い。

06-03なんかはフランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションのアルバムにもありそうな展開。そして有名な08は歌詞が思い浮かばずに悩んでいる午前4時から25分または26分前、つまり3時34分か3時35分ごろのロバート・ラムの心境を歌っているというのがタイトルとなっていて、「長い夜」という邦題もその苦悩を表すのに適していると思う。このアルバムではテリー・キャス、ラム、そしてパンコウが主に曲を書いているが、ラストの11で初めてピーター・セテラによる曲が登場している。

個人的には01のキャスの朗々としたヴォーカルや、02の曲展開、ビートルズ的な05、そして大作06や10が好きだが、このアルバムは全体的にいいと思う。シカゴ聴くならこれは必須だね。

Wake Up Sunshine

Ballet For A Girl In Buchannon

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