シカゴが好きすぎて止まらない

Chicago

この1か月、シカゴばかり聴いています。ええ、本当にシカゴばかりなんです。ローリング・ストーンズの来日公演の時も、直前に『ベガーズ・バンケット』を1回聴いただけで、その前後もずっとシカゴでした。

そして今も毎日のように聴いています。1枚目から『シカゴ16』までとか、前回書いた『ライヴ・イン・ジャパン』とか、他にもいくつかのライヴ音源などなど、聴かない日はありません。ちょっとヤバいです、頭おかしくなったのでしょうか?

彼らの音楽をリアルタイムで聴いたのは中学生の時、1982年ごろですかね。「素直になれなくて(Hard To Say I’m Sorry)」がヒットしていて、昔からいるグループだとは知っていたけど、昔の曲はせいぜい「長い夜(25 or 6 to 4)」ぐらいしか知りませんでした。

FM番組で特集した『シカゴ16』のテープを何度も聴いていたけど、『シカゴ17』が出た時にはヒットした曲しか聴いてなくて、その後もバラードばかりのヒット曲にすぐに飽きてしまっていたのです。

2000年以降に『ハート・オブ・シカゴ 1967-1981』を入手してようやく70年代の曲を聴くようになり、特に1stアルバムは興味深かったので何度か買おうと思ったものの機会をずっと逃していました。それが一昨年、1stから1979年の『ホット・ストリート』までの10枚セットの廉価盤が出たことで少しずつ聴くようになって、さらに1年ぐらい経った今になって個人的に大ブレイクしている状態なのです。

何がそんなに気に入っているかというと、まずホーンセクションの入ったロックというのがツボに入っているのと、バラードヒット曲の頃はピーター・セテラのヴォーカルばかりだったのが、これら70年代のアルバムではロバート・ラムやテリー・キャス、そして他にも作曲したメンバーのヴォーカルが聴けることでものすごく多彩で、メロディーも最高なところでしょうか。さらには初期は政治色が強くて(歌詞は知りませんが、そういう曲が多いと)、80年代のそれとは全然イメージが変わりました。

そんなわけで、これから何回かに分けてアルバムについて書いていきます。シカゴについては素人ですが、語りたいことがたくさんあるのです。往年のファンの方の多くはシカゴは最初の5枚までとおっしゃっていますが、それ以降も聴きどころがあるわけで、それらを書いていこうかなと。

まずはプロローグまで。

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