個人的にボズ・スキャッグスの”Hits!”はアナログ時代のジャケがいい

Boz Scaggs / Hits!
Boz Scaggs / Hits!

何気にAmazonでボズ・スキャッグスのアルバムを検索したら、”Hits!(Exp)”と題されたベスト盤が出てきた。
その昔、1980年に同名の”Hits!”というベスト盤が出ていて、その拡大版が上記のアルバムだ。
要するに80年のアルバムよりも曲が多く入っているということなんだけど、
これからボズ・スキャッグスを聴こうという人にはうってつけの入門盤であることは確か。
代表作『シルク・ディグリーズ』からの曲が多いし、ボビー・コールドウェルから提供された
「ハート・オブ・マイン」も入っているし、ツボを押さえたとはまさにこういうことかもしれない。
俺ももし初めて聴くならこのベスト盤を買っていただろうね。

しかし、そうとはいえ、やはり80年に出た元祖の”Hits!”の方が俺は好きだ。曲は少ないけど。
何よりもジャケットがカッコいい!白背景にピンクのジャケットを着た若いボズ。
高田純次にそっくりだし(高田本人も言ってるし)w
このLPジャケットは思わず飾りたくなるね。

Boz Scaggs / Hits!
Boz Scaggs / Hits!

sideA
01. Lowdown
02. You Make It So Hard (To Say No)
03. Miss Sun
04. Lido Shuffule
05. We’re All Alone
sideB
01. Breakdown Dead Ahead
02. Look What You’ve Done To Me
03. Jojo
04. Dinah Flo
05. You Can Have Me Anytime

そして俺がこっちの元祖を支持する理由、それは曲順。
エクスパンド盤では「何て言えばいいんだろう」(What Can I Say)が1曲目となっているが、
これじゃあまるで『シルク・ディグリーズ』をかけたのかと勘違いしてしまうではないか。
ここはやはり「ロウダウン」で始まるほうがインパクトあるし、
いかにもベスト盤って感じを与えてくれると思うんだよね。

俺はこの元祖”Hits!”をレンタル・レコードで借りてきたのが最初だったんだけど、
レコードに針を落として流れてきた「ロウダウン」のドラムとスラップベースによるイントロでやられたよ。
確か19歳ぐらいの時だったと思うんだけど「うおー、大人の音楽だなぁ」みたいな感想だった。
ドラムは故ジェフ・ポーカロという、これまた俺好みな!

まあそんな訳で、俺はボズの”Hits!”と言ったらアナログ時代のジャケットだってことです。
11月にはドナルド・フェイゲン、マイケル・マクドナルドと共に来日するので、
ついに生で聴ける日が来るんだよなぁ。

タイトルとURLをコピーしました