イギー・ポップのフレンチ・アルバムのこと

Iggy Pop

イギー・ポップがフランス語で歌ったアルバムを出すって話を聞いたのですよ。
前作”Preliminaires”の「枯葉」とかのシャンソンタイプの曲にはまって第2弾なのかよ、
俺は「またそういう路線?それってどうなの?」って否定的に感じたんだけど、
どうやらそのアルバムってのは、レコード会社から発売拒否をされたものらしいんだよ。

イギー・ポップがVirgin EMIに発売拒否された「フランス語のカバーアルバム」を自分でリリース – 250円棚

なるほど、レコード会社も扱いに困ったし、イギー自身も自分のファンが気に入らないかもしれないと。
やはり俺たちはイギー・ポップには「パンクのゴッドファーザー」的な姿を期待しちゃうし、
そういう人にシャンソンとかを歌うところは受け入れられないかもしれない。

でもちょっと考えを改めた。
俺たちがイギーにパンクな部分を求めているのは確かなことではあるけど、
だからと言ってそういう路線でアルバムを出しても、みんなどうせ聴かないんじゃない?
結局「Stoogesの方がいい」とかになったりして。
だったら違う路線でアルバムを出してもらったほうが、聴く層が変わるかもしれないけど、
そのほうが面白いかもしれない。

実際、俺は”Preliminaires”が出た当時は面白くて何度も聴いていたし、ちょっとおさらいのために
久々に聴いてみたけどイギーの渋いヴォーカルが見事にはまっていて「アリだな」と再認識したよ。
だからまだiTunes でしか発売していないというイギーの”Apres”というアルバム、
是非ともCDでのリリースもして欲しいな。俺はダウンロードでアルバムを購入なんて嫌だから。

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