「ロックの殿堂」の権威臭さが嫌い

Guns N' Roses

先日こんなニュースがありましたね。

「ガンズ」のA・ローズ、「ロックの殿堂」入り拒否 – msn

毎年発表される「ロックの殿堂(The Rock and Roll Hall of Fame)」で、
今年受賞が決まったアーチストの中に、ガンズ・アンド・ローゼズが含まれていたのだけど、
唯一のオリジナル・メンバー、アクセル・ローズが受賞を拒否したというもの。
「ガンズンのメンバーとして殿堂入りするつもりはないし、勝手に入れないでくれ」と発言している。

うむ、俺はこの記事を読んで、さすがアクセル!というか、彼の発言を大いに支持したいと思った。
俺はロック関連のお話で最も興味が無いのがこの「ロックの殿堂」なんだよね。
何故かっていうと、どこか権威じみた感じがしてむしずが走るんだよ。
大体さ、ロックって音楽はそういった権威とか権力への反抗が動機だったように思うんだけど、
いつからそんな誰かが決めた「お墨付き」みたいなものになっちまったんだろうね。
まあ、ロックが誕生したころはやるほうも聴くほうも若かったけど、今はお互い歳とったから、
その功績を称えましょうって流れができるのは分からなくもないけど。
殿堂入りしたからって、聴き手にとっては何かメリットあるの?聴くときの参考とか?
そんなんで聴くものを選んだりしないだろ?ミシュランの三ツ星じゃあるまいしw

話は逸れるけど、「大人のロック」って雑誌があるけど、俺はこれも嫌い。
音楽性を表現するときに「大人のロックを聴かせてくれる」って言い方があるけど、
これはそのミュージシャンが成熟したという解釈ができるけど、
「大人のロック」という冠をつけるのは「ロックの殿堂」みたいな権威を感じてしまう。

そういえば過去にはセックス・ピストルズもロックの殿堂は拒否したよね。
もし彼があっさり受賞してたら、俺の抱くロックの幻想が崩れてただろうなw

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