Muxtape が別のサイトに変わってしまった件

Muxtape
夏ごろから著作権がらみで運営を停止していたMuxtapeが、
まったくの別物として再開していた。
TechCrunchの記事
法の壁に敗れたMuxtapeが名前だけ帰ってきた
という記事に書かれているが、今後はバンドがプロフィールや楽曲を載せ、
「彼らがオンライン上で存在する手助けをする」サイトとなってしまった。
これじゃまるで Myspace みたいなもので、
以前までの、ユーザーがアップロードした楽曲をみんなで共有する
サービスとは似ても似つかないサイトに成り下がってしまったわけだ。
創始者の Justin Ouellette氏がトップページに長々と経緯を書いている。


RIAAやユニバーサル、EMIなどとの話し合いを重ね、
Justinが考えた選択肢は次の3つ。
1.運営のすべてをやめること
2.メジャーレーベルのコンテンツは一切載せない
3.ライセンス契約を結ぶこと
しかし
1.については彼は全く考えていなかった
2.はユーザーが使いたい楽曲は大半がメジャーの曲ということと、メジャーではなくてもいずれは話し合いが必要となるであろうこと
3.はライセンス料の心配
(当然ながら)原文は英語なので、この続きがちゃんと把握できなかったのだが、
3の方向でどうにか話し合おうとしたようだ。
しかし、利害が一致しないのか、ライセンスの取引についてはあきらめて、
最終的には「バンドだけのためのサービス」という決断となったようだ。
オンライン上で音楽を共有するという目的は変わらないようだが、
やはり俺には魅力的には映らない。
残念だが、ここでMuxtape の話を取り上げるのは最後になるかもね。
だけどJustinにとっては苦しい決断だったと思う。
形は変われど、いいサービスを提供してほしいものだね。
関連記事:
Muxtape が一時閉鎖している件
オンライン・ミックステープ “MUXTAPE”

コメント

  1. whym より:


    こちらに有志の日本語訳が出てますよ。
    http://anond.hatelabo.jp/20080926202516
    ライセンスの取引の最中にRIAAからの訴状が来て、
    サービスを停止せざるを得なくなり、取引からも泣く泣く撤退した、という経緯のようです。
    メジャーレーベルの意図とは無関係にRIAAが独自で動いたらしいので、
    第2のmuxtapeがうまくいけば、あるいはまた取引が再開できるのかも……と思います。

  2. hiroumi より:


    whymさん
    日本語訳があったのですね、教えてくれてありがとうございます。
    なるほど、これを読むとRIAAがガンだったのですね。
    改めて今までの Muxtapeのサービスがなくなってしまったのが
    残念に思います。

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