私の「ノイズ」と「ハードコア・パンク」の聴きかたの違い

この写真はソニック・ユースのサーストン・ムーアの少年時代のころのもので、
ルー・リードの”Metal Machine Music”。嬉々とした表情で聴いているのが印象的だよね。
とてもノイズを聴いているとは思えないこの顔w
先日、このアルバムについて、「どういう気持ちで(ノイズを)聴いているのか」というようなことを聞かれた。
俺は迷わず「気分の良いとき」って答えたんだけど、これは本当にそうなんだよな。
たいていはこういうのを聴いていると怒りの感情とかが増幅されると思われがちだけど、
以前もこのアルバムを「アンビエント」と表現した俺にとっては、気分の良いときに聴くアルバムなんだよね。

もちろん暴力的なノイズもあるけど、そういうのも含めて、調子がいいからこそ聴けるのではと思っている。
じゃあ、怒りの感情が強いときには何を聴いているのか?
心を落ち着けるための音楽を聴く場合もあるけど、とことん機嫌が悪いときに聴いているのは、
ハードコア・パンクだということに最近気がついた。

きっと多くの人にとってはどちらも大して変わらないと思うかもしれない。
だけど俺にとってはこの2つは聴くにあたって大きな違いがある。
それは「ヴォーカル」で、ノイズ・ミュージックにはヴォーカルってほとんどないし、
逆にインストのハードコア・パンクなんてのもほとんどない。
普通のポップ・ソングではだめで、ハードコア特有の速くてすぐ終わっちゃう演奏と、
言葉を吐き捨てるかのように歌う「声」が、俺の気分も吹っ飛ばしてくれるわけだ。

だから俺にとっての憂さ晴らしはハードコア・パンクがそれにあたる。
やはり特にBlack Flag の”Damaged”とか”My War”なんかは最高だね、気分が晴れるw


Black Flag / Rise Above

もう最高だね、こんな会場で暴れたいものだよw
他にも80年代あたりのハードコアをYouTubeなどで聴いたりしている。良い時代だ。

そうそう、ハードコア・パンクを聴くからといっても、いつも機嫌が悪いわけではないよ。
その逆の時だってもちろん聴くさw

コメント


  1. 私がハードコア・パンクを聴く時は自分を愚者にしたいと時ですね。
    ハードコアを貶してはいませんよ。
    私と初めて強く交感したのはLIP CREAMなんですからね。
    あれが全ての始まりでした。
    後にRUGS CONCRUDEというバンドでドラムを叩いてました。
    今は一人で活動しています。
    ノイズだと東日本大震災の震音に戦慄交感を得ました。
    あれは宇宙の意思ですね。
    悍ましい惨禍を齎してしまいましたけど、、

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