トニー・シェリダン&ザ・ビートルズの音源が再発

ビートルズのデビュー前、ドイツはハンブルグでライヴ巡業をしていた頃、
トニー・シェリダンという歌手のバックバンドを務めたことがあり、
その頃の音源は過去何度と無くリリースされているけど、今度はCD2枚組で出るらしい。


Beatles With Tony Sheridan / First Recordings

ドイツのポリドールから「トニー・シェリダン・アンド・ザ・ビート・ブラザーズ」名義で
“My Bonnie”というシングルがリリースされているが、ザ・ビート・ブラザーズというのは
ビートルズのことで、確かビートルズという響きがドイツでは卑猥だったために変えられたとか。

その”My Bonnie”は当時ドイツだけでなくアメリカでもリリースされたらしくて、
今回のCDにはUSバージョンなるものも入っている。
この曲とか、ジョンが歌う”Ain’t She Sweet”、インストの”Cry For a Shadow”なんかは
俺も聴いたことがあるけど、それはドイツ、アメリカどっちのバージョンだったんだろう?
ビートルズは基本バックバンドだったから、ヴォーカルはトニー・シェリダンがメイン。
でも、ビートルズ最初期の演奏であるから、こうして何度も再発されるわけですね。

当時のビートルズは、ジョン、ポール、ジョージと、ピート・ベストがドラムで、
スチュアート・サトクリフがベースの5人編成だった。リンゴはまだいません。

ちなみに、”My Bonnie”といえば、ビートルズがイギリスでデビューする前のあの逸話が有名だね。
後のマネージャーとなるブライアン・エプスタインの経営するレコード屋に
一人の少年がこのシングルを求めてやってきて、エプスタインでさえ知らなかった
ビートルズという名前のグループに興味を持った・・・というのがよく言われているけど、
これは今では眉唾っぽい話のようだ。

しかしなんだな、ビートルズのデビュー前の音源って、
他にスター・クラブでのライヴ音源なんかもあるけど、どうせなら出せよって思うよね。
個人的にはデッカ・オーディションとか出してほしいな。

さて、俺はどうしようかな、このCD。
それほどハンブルグ時代の音源には興味がなくてね・・・迷う。

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