同じバンド名だけど別バンドだから

Youth Brigade というパンクバンド。
DC Youth Brigade / Possible E.P. Youth Brigade / Slink With Kalifornija
あるサイトで、この2枚を同列に並べて「L.A. Punk」と紹介しているところがあった(海外)。
ジャケを見ると共に Youth Brigade(ユース・ブリゲード)というバンド名である。
しかし!この2枚のレコードはそれぞれ別のバンドだということを言っておきたい。
左のYouth Brigade は1981年の3月からわずか9ヶ月しか存在していない。
アメリカのワシントンDCで活動していて、Minor Threat などと共に「DCハードコア」と位置づけられている。
このジャケットは彼らの唯一のEP盤(つまり7インチ)で、8曲入り。
1分~2分の短くて速い曲ばかりが入っている。
対して右の Youth Brigade は1980年にカリフォルニアで結成されたバンド。
スターン姓の兄弟がメンバーで、このバンドは今でも現役で活動しているそうだ。
日本のAAレコードというパンクのレーベルからもリリースしたことがある。
俺はまだこちらは聴いた事がない。
同じ時期に活動していて、バンド名も同じとくればそりゃ一緒だと思っちゃうね。
だからワシントンDCの方は、その都市名を付けて DC Youth Brigade と呼ばれることが多い。
しかしたった9ヶ月の活動と7インチ1枚で、今でもアメリカン・ハードコア史に残っているんだから、
それだけ重要なバンドってことなんだよね。
この”Possible E.P.”は良いよ!レーベルがDischordってところで、
初期コンピに全曲入っているから聴く事をオススメするね。
パンク好きを自認する人は覚えておいて損はないかと。
DISCHORD 1981: The Year In Seven Inches
DISCHORD 1981: The Year In Seven Inches
Youth Brigade をはじめ、Teen Idles、Minor Threat、S.O.A.、Government Issue の計5バンド48曲入りのコンピ。

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